内科は体内全般を中心とした医学分野で、主に内臓を取り扱っている点が特徴です。また、何かを選んで良いか分からない場合は、内科が優先的に選ばれる傾向があるので、複雑化する体内を代表する分野といえます。患者にとっての内科は、目に見えない部分の不調であったり、体内に不安を抱える場合に頼りになります。更には、日常的な健康不安を管理する機能も持ち合わせているので、様々な人の健康維持にも役立っています。

肌が慢性的に痒くなったり、原因不明の炎症が続く時は皮膚科ですが、お腹が何となく痛くなるケース、心臓あたりが急に苦しくなる場合等は内科の出番になります。明らかに胃腸に問題が生じている時は、消化器科が選ばれる場面になりますが、患者自身が確信を持って自己判断する事は難しいので、結果的に原因不明として内科が診断の頼りにされます。専門的な治療が必要であったり、高度な医療技術が求められる際は、より専門的でピンポイントに治療が行える専門科が紹介されます。それまでの過程、つまり病状や原因がハッキリせず、診察を待っている段階を請け負っている専門的な科が、内臓を中心に取り扱う科の役割と考えられます。

外部からアプローチする外科とは対照的ですが、医学における基本ですし、他の分野にも通じる基礎的な重要性が存在しています。小さな悩みでも頼りにする機会が多いので、ついつい医療分野の一つである事を忘れがちですが、身近に存在している事によって、人々の健康と安心は守られています。