一言で内科といっても、様々な専門領域によって細かく分かれています。大きな病院の外来表には、血液・循環器・内分泌・呼吸器・免疫などの項目がずらっと並んでおり、どこを受診したらいいのかわからない場合もあるかと思います。町の小さな診療所やクリニックでも内科を標榜しているところはたくさんありますし、その中には循環器・消化器・胃腸科など、細かい専門まで記載されている医院もあります。また、科の標榜は決まった規定がありませんので、他の分野が専門のDrの医院でも内科を標榜しているケースもあります。
通常の風邪や軽度の高血圧・高脂血症などの生活習慣病などは、どのクリニックを受診しても治療・投薬はしてもらえます。ただし、精密な検査が必要であったり、症状が重い場合などは、やはり専門の先生に診てもらったほうが安心できると思います。より適切な治療を受けるためには、まず自分が信頼できるかかりつけのお医者さんを見つけましょう。HPで専門や治療できる疾患などを紹介しているクリニックも増えていますので、そういったところから事前に情報を得ておくのもよいです。
かかりつけのお医者さんが見つかれば、そこでは治療が難しい疾患であったとしても、きちんと専門の病院やクリニックを探して紹介状を書いてくれます。検査を受け、治療方針を専門の病院で決めてもらい、それ以降とくに症状に変わりがなければ自分のかかりつけ医院に引き継ぎをしてもらって、そこで通院や治療を行うことも可能です。内科はほとんどの人が受診する科ですので、自分にあった病院を選び適切な治療が受けれるようにしましょう。